チェス初心者上達のヒント
今回は初心者が上達するにあたって大切にしてもらいたいことや道筋について書いていきます。
参考にしていただければ嬉しいです。
0. チェスアプリをインストールしよう
日本ではまだまだマイナーなチェス。
まずは一人でもチェスに触れられるように、チェスアプリをインストールするのが良いでしょう。
基本的には無料でアカウントを作れますので、気軽に試してみましょう。
もし本格的に取り組むモチベーションが出てきたら有料課金して自分の目的、成長に合ったトレーニングをしていきましょう。
下記にチェスアプリのリンクを貼っておきます。
lichess タクティクスパズル、解析などすべて無料、まずはここから。ドネーション制度あり。
chess.com 一部有料 グレードによってパズル問題数などに制限あり
chessable 一部無料 基本的に問題集や講座を購入する
chess tempo タクティクス問題などは無料
1. メイト問題を解く
まず初めにメイト問題をたくさん解きましょう!
どんなに良いポジションでも、どんなに駒得しようとも、チェックメイトができないとゲームに勝つことができません。
チェックメイトには色々な形があります。
バックランクメイト、スマザードメイト、ボーデンメイト、レガルメイト。
30種類以上あるメイトの形一つ一つに名前がついていますので、一通り調べてみると面白いでしょう。
まずは1手メイトから始めて、2手、3手と難しいメイトに挑戦していきましょう。
チェックメイト問題集を買って解きまくりましょう。
チェックメイト問題集のおすすめは
checkmate patterns manual すべてのチェックメイトの形を網羅。初級者から上級者向けの問題まで収録
1001 checkmate exercises 1手メイトから4手メイトまで収録。とにかく数をこなすには最適。
2. タクティクス問題を解く
メイトの次は駒得をするためのテクニックであるタクティクスの問題を解いていきましょう。
相手の駒を一つでも多くと取れれば、勝つ確率が上がります。
相手のうっかりミスで簡単にピースを取れることもあれば、3手後にピースを取れる手があるということもあります。
Chess is 99% tactics という言葉もあるくらいチェスにとって大切な部分です。
色々な問題を解いていくと実戦の中で必ず役に立ちます!!
おすすめは1001 chess exercises for beginners
初心者にとってはかなり難しい問題もありますが、全部解けたら解けたら実戦の盤面の見方が変わるはずです。
3. 初手を固定する
定跡研究。なんと響きの良い言葉だろうか。
自分も初心者の頃に色々と定跡を覚えたりしたものですが、あまりお勧めしません。
というのも定跡は相手の応手が1手でも外れてしまえば研究の意味を為さなくなってしまうからです。
特に初心者〜中級者帯は定跡通りに進む方が稀です。
定跡研究や暗記は程々にして上記のメイトやタクティクスをしっかり決められるようにした方が良いでしょう。
それでも定跡を研究したいという方は、まずは一通り色々な定跡を指してみて感触を確かめてみましょう。
そのあと一手目を王道のe4、d4、Nf3あたりに決め打ちして自分に合いそうなものに絞っていくと良いでしょう。
4. 強い人と対戦する
自分一人だけでチェスを続けていくには限界があります。
近くのチェスクラブの活動に参加してみましょう!
色々なレベルの人が参加していると思いますので、自分と同じか強い人と試合後に感想戦をしてどこが良かったか、どこが悪かったかを確認すると理解度が上がっていきます。
強い人は的確に自分の弱点を突いてきますのでとても勉強になりますよ。
負けた時こそ成長のチャンスです!どんどん負けましょう!(笑)
5. レーティングを気にしない
チェスアプリでは自分の強さの指標であるレーティングが表示されます。
最初はレーティングがどんどん上がって楽しいのですが、ある時を境に急に伸び悩みます。
停滞ならまだ良いのですが、レーティングが下がるとやる気が削がれたり急に興味がなくなってしまう人も多いようです。
レーティングに一喜一憂せず楽しみながら上達していくようにしましょう。
6. 基本を大切に。難しいことをしない
とにかく基本に忠実に指すと良いでしょう。
奇襲戦法だけに特化したり、無理なサクリファイスに特化していくと相手のレベルが上がるにつれて通用しなくなっていきます。
(楽しい気持ちはとてもよく分かりますが程々に)
また極端に難しい問題ばかりにチャレンジすると自信を失いやすいです。
一歩ずつゆっくり着実に。
基本的なことを一つずつ積み上げていく方が最終的に高みに到達できると思います。
それでは皆さんチェスを楽しんでください!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。